神の系譜 竜の源 新羅 (トクマ・ノベルズ)
西風隆介
火鳥先生とキクリヒメとの対決は下準備だけで次回に持ち越し。歴史部の面々による『武蔵国の事始め』を紐解く活動がメインの回。神話・一般伝説・古文献・地域伝承が散りばめられ絡み合って脳内フル稼働状態にさせられます。大国魂神社の謎から古墳まで話が広がるとは・・・今回は土門君のスケールの大きさに脱帽気分。新刊を読むたびに既刊を再読したくなります。
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竹光侍 8 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
松本 大洋/永福 一成
全編通して時折混じる動物の呟きが微笑ましい。ストーリー的には落胤綺譚の王道だけど、完全な悪人が無く、個々の人間性が豊かに描かれた話。ただ宗一郎が殿様になって大団円なのかな? 以前彼が夢見ていた、寺子屋の師匠として教えた子供の、そのまた子供と過ごす日々、そんな穏やかな未来はどこに消えたのだろう。
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描かれた黄泉の世界・王塚古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)
柳沢 一男
1934年に九州北部・筑豊地方で発見された王塚古墳。装飾古墳の中でも群を抜く壁画の数々を、鮮やかな復元図で紹介。石室内部の構造や、描かれた図紋の共通性から肥後や和歌山の古墳との関連を察し、天井画の星宿図や騎馬図から高麗の絵師の関与も考証。現在は退色してしまったという壁画ですが、本誌の中に再現された石室内部一面に描かれた世界に、ただ圧倒されました。
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アマテラスの誕生 (講談社学術文庫)
筑紫 申真
天武天皇以前にはアマテラスという皇祖神は存在せず、天照(アマテル)という自然神である日神が個々の土地で其々に崇拝されていた。それを律令制完成に伴う絶対王権確立の手段として、神の子孫たる天皇家を創作する過程で作り出されたのがアマテラス。持統女帝の孫、文武天皇2年に伊勢神宮が始めて建設された事から、それ以前の伊勢神宮に絡む伝承を否定。古代の神祭りが河川と深く繋がっていた事、棚機つ女=神妻=巫女説、時折強引すぎる論もありましたが興味深い考証も多かったです。
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お伽もよう綾にしきふたたび 1 (花とゆめCOMICS)
ひかわ きょうこ
本人達が知らない間にいつの間にやら有名人、という所が笑えました。「俺が買ってやった着物を着てくれ!」とちらちらアピールする新九郎の可愛さがツボ。おじゃる様の無意識のヤキモチとか、本当に毎回楽しいですね。
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アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る (岩波新書)
溝口 睦子
初期ヤマト政権が大王の正当性を詠う為に北方ユーラシア民族の神話から導入した天孫降臨神話と最高神にして皇祖神タカミムスヒ。後に律令国家となる過程で日本古来の太陽神であるアマテラスへと皇祖神の座が摩り替わった。その根拠を日本書紀の中にタカミムスヒ系とアマテラス系、2種類の神話が混ぜられている事で説明。皇祖神のすり替えやその当時の社会背景は理解できたけれど、最高神をアマテラスにした理由が不鮮明。そこが最も大事だと思うのだけれど。
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大嘗(おおにえ)の祭り
岡田 荘司
大嘗祭において悠紀殿・主基殿の両殿中央に置かれる褥。折口信夫以来“真床覆衾”説や“聖婚説”が提唱されてきたが、筆者はそれを否定して新嘗祭同様に天皇が皇祖神へ食事を供する事がこの祭祀唯一の目的だと断言。だけど食事がメインなら狭い部屋の中央に衾を敷き、その傍らの隙間のようなスペースに食事の膳を用意するのは不自然じゃないのかなぁ。
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稲荷大神 (イチから知りたい日本の神さま)
著者なし
渡来人の秦氏が山背国に入植し、自分達が信仰していた外来の神をその地に祀った。それが稲荷神の起源。後に修験道や密教と複雑に絡み合い、仏教との混淆を経て、現世利益の最たる神であり仏へと変化。武家の信仰トップが八幡神で庶民の人気第一位が稲荷神。どちらも大元が外来の神なのが複雑。本書は伏見稲荷の祭礼や全国主要な稲荷社も紹介していて面白い本。
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菓子ひなみ―三六五日の和の菓子暦
著者なし
365日一日一菓、京都と滋賀のお菓子を紹介する。江戸時代から代々受け継がれてきた素朴な菓子から現代のものまで、綺麗な写真と紹介文で楽しめる。
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