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この本の感想・レビュー(2件)
今で言うならエロ爺
今年は永井荷風生誕130年、没後50年になるそうだ。永井荷風の本は全く読んだことがなく、荷風についてはほとんど予備知識もない。半藤一利さんなら、分かりやすく解説してくれるだろうと購入した。 永井荷風は、戦後はほとんど作品らしい作品を残していない。断腸亭日乗をもとに、戦後の永井荷風の日々を描いている。ストリップ小屋に通い、楽屋で踊り子たちと会話している荷風。金銭については執着があるのか、原稿料のこととか、細かく書いている。あまりにカッコ悪い荷風。自分を飾ろうとしない荷風。私からすれば単なるエロ爺なのだが、著者の半藤氏は、荷風を風狂の人という。生涯独身を通した荷風、人知れず独居で寂しく息を引きとった荷風。孤高の人であったのか。全く荷風の作品を読んでいない私には何とも言えない。少しでも彼の作品を読んでみようと改めて決心する。
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