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この本の感想・レビュー(2件)
読書会が楽しそう。
本を読むことで、 自分の思考を相対化して、アイデンティティを形成したり、 コミュニケーションの質を高めたりすることができるようになる。 そういうことを、僕自身が今ちょうど感じているところでもある。 僕自身少し前までは「他人の意見なんて聞いても意味がないから」 などと思って、本はほとんど小説しか読まなかった。 「自分にはちゃんと考えがあるから、 他人にとやかく言われる必要なんて無い」などと、 思い上がっていたのだ。 でも、それは間違っていた。 自分の「考え」を形成するためにも、 他人の意見を読む必要がある。 他人の意見に全て同調するのではなく、たくさんの意見を読んで、 それぞれを相対化して、自分の意見と比べる。 その過程が、自分の考えをより深く、確かなものにしてくれる。 さらには、「読書を通じて、他の人とコミュニケーションする」 というところまでいけたら、ものすごく充実するのだろうなぁ。 上の世代の人たちの議論を見ていてうらやましくなるのは、 彼らが例えば漱石や鴎外、マルクスやニーチェなんかの、 当時「教養」とされていた本をだれもが読んでいて 共通理解があるから、話がさらに深いところまで発展する。 僕らの世代にはそういうことはない。 これは僕らがまだ若いから未熟だ、ということではなくて、 共通理解になるものがなくなってしまったのではないかと思う。 「読書会」、ぜひとも開いてみたい。
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