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toku
昔は特定の作家のみ読んでいた。司馬遼はその頃読んだが中身は忘れた。今は何でも読む。だが読むのは遅い。
蔵書数:
304冊
この本の感想・レビュー(1件)
窮鼠猫を噛む。
美濃の斉藤道三、織田信長、明智光秀を描いた戦国時代小説。NHKの大河ドラマの原作にもなった。 小学生の頃に、歴史の勉強の延長のつもりで手に取ったのがこの本でした。ちょうど大河ドラマでも放映されていた時期で、その先のストーリーが知りたくて読んだことを覚えています。歳を取って改めて読み直してみると、印象が全く違っていました。 「武士が吐く言葉の重さ」みたいなものが、大人になってみるとよく判ります。司馬遼太郎の小説は、まるで歴史の解説書のような構成ですが、様々な場面に出てくる登場人物の会話の言葉が非常に重い感じです。 印象に残っているセリフは、信長が明智光秀のことを「キンカン頭」と呼ぶ場面。「キンカン頭め、左様に申しおったか」 本当に言ったのかどうか判らないですが、この一言で人を評価する信長の気持ちが表現されています。 また、信長を倒す決心をする明智光秀の連句。 「時は今 天が下しる五月哉」 史実に残る有名な句らしいです。 前半部分の斉藤道三の話よりも、対立する信長と光秀の関係の変化、駆け引きの部分が面白い。
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