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この本の感想・レビュー(6件)
はじめての恩田陸。 青春グラフティと一言で言えば終わってしまうが、それぞれの秘めた思いを解いていくストーリーは面白いし、4人それぞれのキャラクターが個性的でまた良い。 実際、僕もこんな奴らと出会っていたらもっと面白い学生生活だったんだろうなぁ~ 次はどんな恩田陸の作品を読もうかなと、思いたくなる本でした。
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「同じ釜の飯を食う」なんて古い言い方だけど、 「食べる」という行為は、互いを近づけるよね。 舞台は冬の帰省後の寄宿舎。 居残り組の3人に乱入した1人が仲間に加わり、 互いに無関心の関係が微妙に変わり いつしか互いを認め合うようになる‥ 恩田さんの人物は みんなどこか透明な部分がある気がするのだけど この高校生達もそうだと思う。 複雑な事情やトラウマの中で、 どこか汚れてないというか、自分という結晶を 持っている気がする。 彼らはそれがある限り、傷ついても高潔で、 あきらめず前を向いていくようで、救われる。 対称的に 彼らの前に現れる「大人達」は、 何かを失っている人物ばかりで、 トラウマの原因の描写など過激ではないが、 対等でなく不当な情欲には 不愉快さに襲われた。 子供を産んだ以上、あなたは 大人にならなければならない。 なれないなら、産む資格もないし、 殺す資格もない。 子供が子供でいられるためには まず大人が大人にならなくては。 当たり前だけど切に思う。 なんか「面白い」より「考えさせられた」本だけど、 主人公の一人が言う「英語教育について」は笑えた。 本当だね、何であんなに勉強したのに 使えないんだろう、学校英語。
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