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なんとも哀しくて優しい物語
『神メモ』第7巻は、なんとも哀しい、けれど優しい物語だった。 今回は、探偵団のメンバーで言えば、少佐にスポットが当たったエピソード。 一方で、ホームレスの父親と、その娘の間の哀しい愛情の物語でもある。 で、今巻はこのシリーズで久々に読んでてイライラしてしまった。 こんな感じは一巻や二巻を読んで以来じゃないだろうか? なんとなれば、今巻のナルミがへたれすぎなのだ。 いつまでもぐだぐたウジウジと悩んでいる姿。 その姿はシリーズ始めの彼の姿に重なって、 だー! おまえは今までいったいなにを学んできたんだ! おまえの取り柄は、わけがわからなくいても、ぶち当たっていくことだろう! と叱ってやりたくなってしまった。 最後の最後、少しはそんな彼の姿を見れて、ちょっと胸をなで下ろす気分だった。 物語的には、いつにもましていわゆる事件の謎というか真相の解明にも力点が置かれていて、最後の最後にアリスが明らかにする真実が、哀しくも温かくて、胸が詰まった。 この感じ、読んでてちょっと島田荘司の作品を想起してしまった。 そんな悲しさと切なさといとおしさと温かさに満ちた作品だと思う。 そんな苦しい物語の中で、一服の清涼剤(?)なのは、平坂組のバカたち(笑) どんな緊張した場面でも、彼らが出てくると和むわー。 それと、ナルミハーレムにまたメンバーが加わったよ。 しかも、公式にも彼氏扱いだし(笑) そんな新メンバーの登場に対するアリスの狼狽えぶりも堂には入っていて(?)いや、楽しいかった。 これで探偵団界隈のメンバーのエピソードも一回り。 あとはアリス自身のエピソードがまだな感じかな。 それがいつ語られるのか? まだまだ続いて欲しいシリーズだ。
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