眠れぬ夜に読む本 (光文社文庫)
遠藤 周作
上品で読みやすい
タイトルだけを見て図書館のPC予約をして、届いてみたら遠藤周作の著書だった。 毎日の半身浴30分のおともに。 気楽に、でもためになるエッセイがたくさんはいっているので、すごく読みやすかった。 言葉の言い回しや、表現が上品なので、読んでいて気持ちが良かったです。
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泥(こひ)ぞつもりて
宮木 あや子
ちょっと難しかった
「花宵道中」を読んで以来ハマった宮木あや子の作品ですが、本作は平安時代の帝とそれをとりまく女たちの物語なだけあって、登場人物の名前や見慣れない漢字が多くてちょっと難しかったかな。 描いているテーマは作者の十八番、女の「性」と「生」なんだけど、朝廷とか政治とか貴族とか・・・背景が色々複雑だし、なにより人物の名前が読みづらく覚えづらい。 最近ちょっと疲れ気味なので、くらいついて読むというよりリラックスしたくて読んでいるせいもあり、本作は読み進めていくのが困難でした。 最後・・・悲しかったな~・・・。
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群青 (shogakukan paperbacks)
宮木 あや子
痛々しいほどの純愛
先日、著者の「花宵道中」を読んで衝撃を受け、図書館で予約して本作を手にしました。 前半はとても可愛らしく幸せに物語が進んでいき、照れちゃうくらい微笑ましかったのだけど・・・やっぱりそれだけでは終わりませんでしたね。 登場人物の誰もが不器用にまっすぐに純愛を貫こうとするのに、あまりにも過酷な運命に翻弄されていく様は胸が痛くて辛かったです。 著者が描くものの共通点は、「愛」を貫こうとする、生きようとする人間が持つ光と影、であるような気がしました。 登場人物の誰もが何かしらの憂いや影、コンプレックスなどをもっていて、愛も人生もなかなか思うようにいかない。 それどころかこれでもかというくらいの悲劇や不幸に襲われながらも、それでも痛みを背負いながら、這いつくばってでも生きようとする。 愛を諦めない。 そんな不器用で不格好な、それでいて愛すべき人間を描くのが凄く巧い。 だからこそ彼女の作品は人を惹きつけ、魅了し、心に衝撃を与えるのだと思う。 もうひとつ著者の作品を借りてあるのでそちらも楽しみです。
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秘密
東野 圭吾
そういえば・・・
図書館から借りてきた後で気づいた。 これってずいぶん前に広末涼子主演でドラマか映画になっててテレビで見たっけ。 ってことで物語の結末知ってるし! でも原作を読むのはそれはまた別の楽しさがあるし、ということでやっぱり読ませていただきました。 テレビで見たのと原作は多少ストーリーが違っていてそれなりに面白かったけど・・・ 最後の方は設定に多少無理があるかな~と思いました。そんなに都合よくいくか?という感じ。 それでも全体的には充分楽しめたし、最後のどんでん返しは初めて読んだ人には衝撃的だと思います。 やっぱりミステリー系はどうなっちゃうのかな~ってドキドキしながら結末まで一挙に読んだほうが面白いに決まってますよね。
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鈍感力
渡辺 淳一
ちょっと息抜きに
少し前に話題になっていたこの本を図書館の片隅で見つけたので手に取りました。 書かれていることはどれも当たり前といえばそれまでだけど、医師という職業を経験している作者が医学的な見解を含めて優しい言葉で説明してくれているので、凄く読みやすくわかりやすい。 「鈍感」は決してマイナスなことではない。 いついかなるときでも、生きていくうえで何より大事な資質なのだということを本書はユーモアたっぷりに教えてくれます。 特に面白く興味深かったのは、「鈍感力」が恋愛や結婚、そして出産や子育てにおいて最大の力を発揮する、という点。 今年で結婚十年目を迎え、まさに今二人のきかん坊幼児の子育てに悪戦苦闘している私には当てはまること、共感することばかり! なにより「いい意味でない方の鈍感」な私としては、「鈍感であるのは良いことだ」と大先生が明言してくれるなんて、こんな嬉しいことはない・・・です。 渡辺先生ありがとう!
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池波正太郎自選随筆集〈下巻〉
池波 正太郎
やっぱり好き
図書館の検索機で「新撰組」と入れたら偶然でてきた。 探していたのは別の本で、これは随筆集だけど、池波正太郎氏は大好きなので手に取ってみた。 この人の目から見た土方歳三、永倉新八、さらにはこれまた私の大好きな大石内蔵助についても書かれていて興味深く読んだ。 池波氏は時代小説を得意としているだけあって、歴史上の人物をさまざまな角度から検分し、推理し、冷静な目で見つめている。また彼が好きだという人物について自身の思い入れなども書かれていて面白かった。 更にこの本では作者の食に関する私生活の日記のようなものも載っていて、私はこの人が書く「食」の描写が何より好きなので、それが読めて嬉しかった。 彼は食べることが本当に好きで、自らも料理をする人なので、作中に出てくる食べ物の描写は実に見事で、読んでいるといつもお腹が鳴ってしまう。 また、この人は劇作家でもあり、映画や芝居をこよなく愛する人なので、映画好きの私にはそれも楽しい。 ただ今回の随筆集においては、芝居や映画に関する項が多すぎて途中でちょっとお腹一杯になってしまった。 食べ物の項ならいくらでも飽きずに読めるので、久しぶりに池波氏の食についてまとめた本を再び読みたいと思いました。
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ミッキーマウスの憂鬱
松岡 圭祐
ここまで書いちゃっていい・・・のか?
どこからどこまでがノンフィクションで、どこからがフィクションなんだろ? 私の大好きな「夢の国」を舞台にしたお話は読んでいるだけでそこにいるみたいなライブ感があって、途中ハラハラドキドキしたりもして素直に楽しめました。 私もパークで働いてみたいなー。でも見たくないものを見てしまって幻滅するのはヤダな・・・とかなんとか勝手に思ったり。 それだけ作者の書き方が上手いってことなんでしょうね。
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源氏に愛された女たち
渡辺 淳一
男性から見た源氏
これまでにも色々な源氏物語を読んできたけど、男性目線(しかも渡辺氏)から見た源氏は初めてだったので新鮮でした。 さすが渡辺氏。冷静かつユーモラスにとらえていてすごく面白かったです。 でもって漫画「あさきゆめみし」を読みたくなってしまうあたり、私って・・・。 やっぱり何度見ても源氏はいいですね。深いです。
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