水おとこのいるところ
イーヴォ・ロザーティ
詩的で美しい寓話
表紙にひとめぼれして購入。話は七歳の息子にはやや抽象的だったらしく、一読目は余りピンとこないようだった。私も大人向けの絵本かなと大人買いをちょっぴり後悔。 数ヵ月後、息子のリクエストで再度読み聞かせた。すると今度は物語の魅力がじんわり伝わってきた。絵もやはりすばらしい。 絵の中に登場してくる一匹の黒猫に息子が一言、「この猫、美しい猫だね」と。 その一言を息子から聞けただけで十分。 いい本には読み返すたびにきっと小さな発見がある。 だから好きになった本は手元に置いておきたいとも思った。
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おじいちゃんとおばあちゃん (世界傑作童話シリーズ―はじめてよむどうわ 5)
E.H.ミナリック
子供の初めて出会う童話として最高の一冊!
息子が幼稚園のとき初めて読み聞かせた童話です。 子供と童話の出会いにこれほどぴったりの作品はあるだろうかというくらい、ほのぼのと優しくて暖かくて幸せな気持ちに包まれる良作です。 家族中で大好きで、小学校にあがってからも寝る前のお気に入りです。 センダックの繊細な挿絵も大好きです。
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はてしない物語
ミヒャエル・エンデ
二十年近く前の予備校時代、大検から大学進学を目指す同期の友人に勧められ、借りて読んだ。センスが良くて個性的で、聡明なジュリエッタ・マシーナのような女性だった。当時は珍しかったマクロビな店にも連れて行ってくれたっけ。ハイティーンになってから、自分が再び童話にのめりこむとは思わなかったが、内容、装丁、本の作り共に夢があふれる宝石のような作品の魔力に時間を忘れて読みふけった。私の人生で一番大切な本を一冊だけあげるとしたらこの本だと思う。 童話というジャンルわけは便宜上のもので、童話というだけで大人が手に取らないのは余りに惜しい名作が沢山ある。 七歳の息子の本棚に静かに置いて、いつか彼が興味を持ったとき、子供と一緒に再読したい。
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